『優しい顔ぶれ』インタビュー#4 塩原俊之

本日のインタビュー企画は『麻酔みたいな』より塩原俊之さんです。


南出謙吾処女作の『天気予報を見ない派』での松本みゆきさんと再びタッグを組んでお送りする、新作戯曲『麻酔みたいな』。

否が応でも考えさせられてしまう今の日本についてや、今現在、上演することについての意気込みについて、時に真摯に、時にユーモアを交えてお答えいただきました!


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①生活のなかで、この国が変わりつつあると感じることはありますか?どんなとき?どんなこと?

主に長年ラジオやTV、インターネットやSNSを見てて感じること。

考えてみたら嫌なことばかりが先に思い付いてしまったので、敢えて良いことを探してみました。

まだまだシステム的にもリテラシ的にも至らない点が山ほどあるって前提で話しますけど、マイノリティや弱者も同じように生きていける社会にしよう、という【姿勢】や【議論】が少ないながらも出てきているのは良いことだと思います。

ジェンダーやLGBTQ、障害者、在日移民、路上生活者、まだまだ挙げればキリがないけどとにかく日本はこういった人たちが生きづらくて当たり前、みたいな変な常識に「果たしてそうだろうか?」という議論がされるようになったのは、遅い、遅過ぎるけどそれでも確かな一歩を進んでいると希望的に捉えることにしています。まだまだ全然なんですけど。

そういう言葉の数々を「目にする」ようになったのが、変わりつつあるのかなぁと感じます。

②将来を考えた時、期待できること、楽しみなことはありますか?また、不安に思うことはありますか?

申し訳ないですけど、テクノロジーの進歩にだけは無責任に期待しています。宇宙でどんどん生きづらくなっていくのは人間の宿命だと思いますが、それに唯一抗うことが出来るのが人類の英知だと信じているので。業を背負ってもがき死んで行くのが人間なのと同時に、英知にすがってもがき生きていくのも人間だと思っています。

とても身近な例で言うと無人コンビニ。あれ、めちゃくちゃ好きです。労働力不足を補うのはもちろん、AIとテクノロジーの進歩の先に、野菜の無人直売所みたいなローテクの極みに還っていくのが好き。あと話は逸れますがメルカリの売ったもので貯めたポイントで、別の商品を落札するのも、テクノロジーの先に物々交換の石器時代的やりとりになってるのも好きです。

不安に思うことは、今の抜け毛のペースだと、この先5年が正念場です。


③上演にむけたいきごみをひとこと。

これを読んで「ウッ、めんどくさそう」と思った方すみません、作品は全然そんなことないです。上演されるのはあくまでも「そこの生活」だけなので、手触りのある誰でも楽しめるいい意味で見易い作品になってると思います。是非、今こそ観て頂きたい作品です。何卒宜しくお願いします!

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金沢公演に先駆けて12月・1月のワークショップにも講師として参加していただいていた塩原さん。

21世紀美術館の休館に伴って、金沢公演は延期となりましたが、事態が収束し、北陸の皆様とお会いできる日が迎えられるよう関係者一同、願っております。

まずは東京での公演に向けて常に邁進いたします。公演の詳細はこちらからご確認ください。

また公演のご予約はこちらから行えます!皆様のご来場をお待ちしております。

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