役者紹介① 松本響
松本響さん
井村役(R25ver.) 元記者、現フリーライター
☆初めて南出脚本を見たときはどう思いましたか?
すぐには分からないことがいっぱいあったんですけど、
読むにつれてそれぞれの人物像がどういうものなのか見えてきたあたりから、これはやばいなと。
すごく色々な問題がのしかかるし、全員色々なものを天秤にかけながらやってるんだって分かったときに、謙吾さーん。。ってこう大阪に向かってよく稽古場で…
やられたって思ったときに言ってました。
やってくれたなーって(笑)
☆好きなシーンはどんなところですか?
好きなシーンは…そうですね、
1つは教師役の佐伯との腕相撲みたいな、男同士のちょっとしたせめぎあいみたいな牽制をし合ってるシーンは井村としても、一人の男としてそういう生き方をしてしまう自分としてもすごく納得がいくシーンだなと思います。
あとはネイルサロンのシーンはなかなかまだ自分が立ち入ったことのない状況を体験して、色々な知らない感情が芽生えてくるなと。
男を理解できちゃう女性が目の前にいて、それに対してどう対処していくか発見があって面白いなって思います。
☆自分の役の魅力は?
魅力とかを変に誇示したりということは特にしてない。
今まで自分が常にではないけどどこかの場では
そういう風にいたような気がすることと結構当てはまることがあって、
だからそういう意味で自分が掘り下げなかったどこかの部分で居た自分をすごく深く掘り下げていって、
自分でも気づいていなかった点とかを周りから言われたり、自分で改めて気づいたりっていう所をどんどん広げている最中。
それが欠片でも誰かの中に芽生えてその人の中で僕の意思とは別にすごく大きくなっていってくれたらなって思います。
その魅力を付けられたらなって思います。
☆響さんとシンクロするなと思うところはありますか?
結構ありますね。
一つの好きだけを持つことができなかったり・・(笑)
なんか誰かの言う「好き」と自分の言う「好き」は違うって思ってたり、それをわざわざ隠す意味が分からなかったりする時ってあるんですけど、それと同じようなことを井村もしていて。
たまに一歩引いたり俯瞰するくせに気に入らないこととかはちゃんとあって、でもそれを相手に無責任にぶつけるってことはしないって選択をしてて、相手との関係とかを全く切ろうとしないあたりが、なんかやらしい男だな。どっちなんだよってすごく思うんですけど、でもそれはなんか自分でもたまに省みて思うことがあった時期があった。でも単純に自分がはたから見られたらこういう風に書かれてもおかしくないのかもっていう感覚を度々味わって、自分よりも、同じことを思ってるけど違う表現の出し方をしてるっていう感覚があって、でも根本にあるものは一緒だから、この出し方を逆に自分のものにできたらまた違った生活が生まれるかもと思って、
別の実りがある気がして、井村とお互いにこう渡しあってやってる感じですね。
☆意気込みは?
全部の日程で違った満点を取れたらなって思ってます。
☆お客様にひとこと
大学の時にやっていたものとは、研修所に入ってから違う演劇に興味を持ち出しているので、大学の時に見てくれていた人に「え、あの響、はじめましてだよね」なんて、そんなこと言ってもらえたら嬉しいなって思います。
そういわれるように頑張ります!
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