役者対談⑤宮島朋宏さん

「終わってないし」 ~伸治役~


森田:ようこそ、らまのだ〜〜わーい!!イケメン!

宮島:優しい現場だ。

森田:今だけさっ。

宮島:お願いしますー!

森田:緊張してる?

南出:してます。

森田:南出さんかっ!

宮島:してます。お手柔らかに^ ^

森田:みんなに聞いてるから、聞いちゃう。いかがですが?らまのだ。正直にお願いします!!

宮島:正直に! 皆さんあったかいです。変にピリつかないし、前向きな空気が漂ってるし。それは森田さんの力だとも思うし、皆さんの優しさだとも思うし。だからこそ良い作品にしたいのだ!と強く思う次第です。

あと、南出さんが強烈すぎますね。キャラが。年上の方に失礼ですけど、見てるだけで笑が止まらなくなります。俺まだ南出さんとちゃんとお話ししてないですよね〜

南出:顔合わせと飲み屋だけですよねぇー。でも、本を読んでくれてるので、一方的にはいっぱい話した気分です。

宮島:へべれけに酔っ払ってました、南出さん。 でもそんな人柄、好きです。

森田:お得だよね、本当。わたし、損してる気がするもん。

宮島:ホント良いコンビですよね。

森田:いやいやいやいやいや。

南出:ありがとうございます!そっこそこの、凸凹コンビやね。よく言えば、補いあってて、悪く言えば、ディスコミュニケーション。

宮島:仲よすぎです。いつも稽古場で森田さんのパワフルさと回転の速さに驚いとります。

森田:…ありがとう。 毎回稽古で、宮島くんのナイスチャレンジが冴え渡ってますね。いろいろ戸惑いも大きかったですよね。今もですかね??

宮島:はい、ナウですね。いやぁまだまだつかめていないところがたくさんありますね。ただ森田さんとも話したけど、チャレンジして自分に近いところでやりたい。というか似てるところがあんですよね、伸治と。

森田:そだね。きっと、離れているようで、結構近い!それを探しにいくチャレンジが毎回気持ちいいくらい潔い。

宮島:少しずつだけど、稽古を通して実感できるのが楽しいっす。

森田:最近、びっくりするくらいいいヤツ、飛び出してますよ。それをもっともっと増やして欲しいです。

宮島:あ、そうなんすね。

森田:伸治という役へのチャレンジはどんな道のりでしたか??まだ、これからだけど。

宮島:ネタバレになってしまうかもだけど、アウトプットがチャラいというか、ライトな役を演じるのが今までなかったので、そこがまず難しっ!と思いましたね。

森田:宮島さんチャラい役をうまく乗りこなせたら、すごく幅が広がると思う。わたしはこの人のチャラいのみたい!という、勝手な願望でオファーさせて頂きました。

宮島:いや、憧れてるところでもあるんすよ、まじで!やりたかったし、そういう役を。だから森田さんからはじめこの役で声をかけて頂いた時、とても驚きました。

森田:似合ってるよ、とっても!もちろん、真面目なのも似合うけどね。私の中では、完全にイケるー!って思ってました、勝手に。

宮島:こんなありがたい話ないですよ。 台本を読ませていただいて今まで自分がやってこなかった世界観がすごく素敵だなと。このチャンス、ちゃんと生かしたいです。

森田:もっと伸治という役に振り回されて欲しいです。頭で考えた人物じゃなくて、その日その日の伸治が宮島さんにとって予想外であって欲しいと思ってます。

宮島:わかります!考えるな!感じろ!ですね!まさに。毎回思うけど、やっぱり新たな現場に参加するたびに、新しい感覚を味わいたいなって思います。あと、『終わってないし』に存在している日下部さんがすごく刺激的です。素敵。お人柄も。

森田:二人のあのシーン、すごく好きです。一緒にやってて、どんな感覚ですか?

宮島:何にでも反応してくださるんですよね。僕の変なちょっかいにも。

森田:そうですね。日下部さんは目の前に起こってること全てに反応するから、なんか、芝居と現実の境目がないなって思います。

宮島:そう、まさにそんな感じです。 だからすごく刺激的です。かつ確実に積み上げていく姿はマジ勉強になりますね。

森田:いま、宮島さんには伸治はどんな人物に見えていますか?

宮島:生きるのに必死でとても可愛い。そんなところが麻子と似てて。なんか憎めない。腹黒いこととかあるんだけど、とても正直で、人間くさい。

森田:みんな、誰でも持ってるんですよね、その腹黒さ。すごく共感できて、見てるとなんとも言えない気分になります。宮島さんの伸治にはそれが、可愛さに転換するところまで行って欲しいです。

宮島:そう!今そこを目指してるー!改めて、伸治はとても魅力的な人物だなと思う。

森田:見た目とは裏腹に、ちゃんと太い軸というかレールがあるんじゃないかと思うんです。最初に現れた時のシンジと最後に帰る時の伸治が1周して一緒であって欲しいです。

宮島:僕の中で後半がホント難しいんですよね。 でも今の一周ていう言葉とても腑に落ちた感じがします!

森田:チャラくふるってところがね、彼のアイデンティティなんですよね。そこが可愛いなって思います。そして、自分に跳ね返ってきて、傷つく。彼なりにとても真面目に悩んで、不器用に生きてるひとですね。

宮島:すごい、対談なのに、稽古場にいるみたい。そんな生き様、表現できるよう頑張ります。

南出:ひとり、ひとり、違う色の、でも、どこか共通した物語を背負ってますからねぇ。

宮島:南出さん、ずるい。良いお言葉。

森田:そして、その物語、一生終わらないんだよなぁーと思う。

南出:終わってないし!

森田:宮島さんは今までどんなお芝居してきたんですか?

宮島:不条理の中で起こる滑稽な笑いをベースにしたお芝居とでも言いましょうか? いつも「笑」というものを意識した芝居をしてきました。

南出:笑いはお客さんを物語に運ぶ力になるから、こだわってくれたらうれしいです。それを武器として持ってる宮島さんは心強いです。

宮島:もちろん「笑わす!」とかじゃなくて、生き様ありきの「笑!」だから、今回の『終わってないし』も、というか南出さんの作品にはそういう「笑!」をとても感じるので、そこを体現したいです。

南出:ベタな笑いは殆どないんです。だから、小手先で狙うと、つまらないものになる。 そーゆー怖さと面白さを楽しんでほしいです。そう在ることを突き詰めていけば、結果的に笑えるような。それを無意識でなく自覚的にやるところが、 「狙う」ということになるかな。

宮島:ホントそうなんですよね。 結果そうなった!というところを追求したいです。とにかく残りの日数で関係性も深めて突き詰めます!

森田:緻密な積み重ねが、思わぬところに笑いを落としますからね。南出作品は。

宮島:その難しさを稽古で痛感してます。今回参加できてとても幸せだと思ってます。 打ち上げで泣きじゃくってみんなと抱き合えるくらい、残りの日数もがきたいす!

南出:うれしいです、ほんまに。それだけ、むきあってくれて。宮島さんも、もちろん、森田さんも。

森田:え?私も?

南出:もちろん。擦りきれるくらい読んでもらえて。立体化するために、血を流して。

森田:好きだから、それだけです。

南出:は??なに??

宮島:告白!?

森田:え?南出さんのことじゃないよ!

南出:わかっとる。突然の言葉に動揺して思わず携帯としてしもたやん。

宮島:あ、、、。ははは

森田:陽一、伸治、麻子、洋子、みんな可愛くて大好きなんです。

宮島:不思議な現場だ。

森田:今だけね。明日からは、ビシバシいきますぞ!

宮島:はいさ!

南出:本番楽しみにしています。

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