役者対談④西井裕美

「終わってないし」 ~麻子役~


森田:この3人でよそ行き顔で対談って変な感じ。でもこんな時じゃなきゃ聞けないから聞いちゃおう。 らまのだ、どうですか??

西井:お、おお!まさかの質問(笑) どんどんらまのだ作品が特別で、大好きになってきて、ここに居させてもらえて幸せです。私の目に狂いはなかったなと。

南出:西井さんに限らず、僕も、森田さんも、それぞれで刺激しあって、見たことない景色をみたいもんです。

西井:そうですね。新しい挑戦をさせてもらえているなと。これは、チャレンジで、チャンスで、幸せな事です。

森田:西井裕美の新境地を期待してるよ!!

西井:新境地!!ほんとに!!笑

森田:裕美は前回に続いて、2回目のらまのだだけど、どう?

西井:作品も違えば、人も違えば、立場も違うし、割と何もかも違いますね。でもこの空気は、やっぱりすごく素敵。なんて表現したらよいのかしら…南出さんと、あやさんの描く世界は当然違いますよね。違う人間なんだから。でもそれがとても良い化学変化を生んでる。きっと何とも言えない色になる。

南出:僕のは、曖昧で淡いものだと思います。

森田:私も淡いところで伝えたい。でも淡いところで鮮やかに伝えたい!

西井:それとても、素敵。 淡いところで鮮やかに。あやさんの演出、かなり繊細なのに、全体を見てて凄いなって思う。一俳優としてお付き合いしてた頃には知らなかったこと。 南出さんの脚本も、読めば読むほど『ここまで描かれてたんだ!!』って深いところが現れて、沼みたい。 そんな沼から本質を掬い上げるのは、並の人じゃできない。あやさんじゃなきゃ。と、思う。おこがましいけど、同じフィールドにいる女優同士だと思ってたのに、レベルが違った。あやさんにはすごく色んなものが見えてて。

でも、めちゃくちゃ信頼してます。安心して身を任せられる。 だからこそ、わたしも自分でちゃんと力をつけなきゃと、すごく思う。

南出:西井さんいい役者ですよ。 らまのだで飼ってていいのか!?それに相応しい本を書くぞと、意気込んでる。 創作のまた違ったモチベーションになってます、ほんと。居るお陰でよりよい本がこの世に生まれるはず!な~んて。

西井さんからは、麻子はどんな人に見えてますか。

西井:うーーーん、、、すみません、わたし言葉にするのがとても遅いんです、、

だからハシビロコウみたいになっちゃうんだな。

森田:あ、南出さんが大好きなやつ!!!!だから、裕美のこと好きなんですね。

南出:あーそれはあるかも。 しれっーとしたの、好きです。でも、あちこちに、愛をふりまく人みたいになるので、やめときましょう。僕はとても一途なんです。

西井:麻子は、実はとっても、わたしなんじゃないかと。

自意識かもしれないけど。 前回『青いプロペラ』で絹ちゃんを演じた時も感じてたけど、それとは別に、それ以上に。本質的な意味でね。『こんな子』って言い切れないなぁ。 寂しい子なんだろうなぁー。

森田:裕美をそのまま使えるところがたくさんありそうなんだね。

西井:そーですね。ほんと。 一番最初に本読んだ時に、これは、私を見せるチャンスだ!って何となく感じたの。

南出:凄く自立している人ですよね。けっして上手じゃないけど。

西井:下手な自立。。笑

南出:そうそう。その必死な様が、いとおしくなる。

西井:その必死が、生きてるってことかもしれない。麻子にとって、孤独は、めちゃくちゃ恐れているけれど、とても大切な友達なんだろな。

森田:日下部さん、宮島さんとはどうですか?

西井:はい、ほんと、恵まれてます。美味しい思いをしてます。日下部さんは正直にいつもそこに存在してて、圧倒されます。陽一として、心がすごく動いてるから、ちょっと怖いくらい。下手な事はできないぞと。あーーなんだろ、もっと伝えたいけど!!とにかく好き!!

宮島くんは、可愛い!!! 

あ、ごめんなさい、年上でした。振り幅半端ないの。

南出:むっちゃ二枚目やん!

西井:うん、愛おしい! そうそう、スタイリッシュ。

森田:カッコいいし、背高いし、スタイルもいいし。

南出:韓流スターやね。

森田:歌上手いし!

西井:優しいし!

森田:優しすぎる、ちょっと。

南出:なんか、その、リア充っぷりが、まんま伸治やね。

森田:伸治役、ピッタリ!

西井:役者は自分勝手が、魅力的だったりしますもんね。

南出:西井さんからみた、終わってないしの、見所は?

西井:見所…

人間。

ダメでも弱くても。

愛しいぞ。

悲しくて、虚しくて。

でも生きてるぞ。

みたいなことを、淡く鮮やかに感じる芝居、だと思います。あとは、ほんと、なんかわからんが面白い。

森田:裕美のこれからのチャレンジと意気込み聞きたいです!

西井:俳優は、物語という大きなタペストリーの糸の一本、という例えを聞いたことがあって、本当にそうだなと。 この物語の中で役割を、全うしたい。この身を尽くして。 可愛くて、悲しくて、愛しい麻子を、生きたい。そして、何より、大いに楽しみたい。

南出:麻子は、ほんと筋力を必要とする役なので、この役を通じて、西井さんの振り幅がひろがったり、そのやり方を自分のものにしてくれたら、劇団として、ものすごい財産になると思います。

西井:筋力つけます!!!つけてやる!!絶対!!

あぁぁああ! たくさんの人に見て欲しい。自分で言うのもなんですが、面白いですよ、ほんとに。本当に!!本当に!!

南出:うん、ほんと。 どれも、代表作といえるやつばっかやし。

西井:3本ともカラーが違って、見応えめちゃくちゃあるし。

森田:脚本と役者が本当に良い。なかなかないよ、こんな揃い踏み。

西井:演出も冴え渡ってて圧巻です。

森田:まぁ、わたしはただ見て楽しんでるだけだけどね~。

南出:いまここだけの、ここにしかない、らまのだの2かいめ。

森田:Jポップみたい。

南出:では、大入り祈願をして、締めましょうか。

せーの!パン!

西井:パン!

森田:パン!

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