『明後日まで内緒にしておく』が甦る?!

来年年明けすぐです!

2018年1月4日(木)~14日(日)まで、下北沢小劇場楽園で開催される『CLASSIC THEATER』にて、らまのだ3かいめ公演『明後日まで内緒にしておく』の映像が上演されます!!

らまのだ『明後日まで内緒にしておく』の上演回はこちら。


1月6日(土)13:00
1月8日(月)16:00
1月10日(火)19:00
1月12日(金)16:00
1月14日(日)13:00


らまのだ以外にも全6団体の作品もご覧になることができる素敵な企画です。

『明後日まで内緒にしておく』は、昨年12月今回の上演会会場でもある、小劇場楽園にて上演された作品です。

演出森田はこの作品で、若手演出家コンクール2016優秀賞を頂きました。らまのだにとっても思い入れのある作品。

実力派ぞろいの俳優陣。それぞれの個性がキラリと光っています。


是非劇場に足をお運びください。


『明後日まで内緒にしておく』

2016年12月1日~4日@小劇場楽園

◆あらすじ

山奥にある全寮制の予備校。生徒たちは様々な問題を抱えている。

将来の不安、学業の不振、家族の問題・・・それを支える先生も危なっかしく頼りない。人は人を、どこまで支えられるのだろう。

幼いころ鉄棒を握った確かなあの感触。叱られた記憶。

◆脚本

 南出謙吾

◆演出

 森田あや

◆キャスト

 日下部そう

 渋谷はるか(文学座)

 井上幸太郎

 滝寛式(はえぎわ)

 斉藤コータ(コメディユニット磯川家)

 松本みゆき

 木山廉彬

 斉藤麻衣子

 西井裕美(らまのだ)


明後日まで内緒にしておく、作品によせて


二十代前半のころ、学習塾を経営していた。経営とは完全に大げさで田舎町で寺子屋みたいな塾の自営業していた。トラウマになるくらいしんどい時期があった。熾烈な生徒捕獲競争の中、世間知らずの若造は、遠慮のない大人の大手の洗礼を徹底的に受けた。

芝居をしようと学習塾を畳み大阪にでたとき、大手の予備校で講師のアルバイトをした。アルバイトなりに、あの敵だった容赦のない大人の大手側に立った。

今思えば稚拙なところもあるけど、自営業の学習塾に比べるとはるかにシステマティックで随所が徹底していて先生方も誇りを持っていた。業界において無敵に思えた。

その予備校は今はもうない。子供が減った。そして、もっと大手にやられてしまったのだ。

生徒たちの目標や夢をサポートすることを商売とすることに、やりがいと矛盾を感じた。

でもそれを必要とする子供がいたし必要とする世の中があった。

もっとそれをかなえる雰囲気を持った集団によって淘汰された。

この現象において、誰もがそれぞれに持つ立派で尊い良心と責任に基づいて行動していて、誰も悪くないように思えた。先生がたも生徒たちもほどよく精一杯だった。強く弱く。潔癖でずる賢い。自分がまだ若かったこともあって、なおそう感じた。

演劇で掬い取りたい素材。衝動にかられやってみた。

今回は半ば演出との共同作業で作品を作ってみたのは、強すぎる思い入れを緩和させる必要があったからなのかもしれないと思う。

あの日見たあの空間の本質はこの作品の中に確実に息づいています。

明後日まで内緒にしておく、のタイトルみたいに、

あの日悔しくて恥ずかしくて言えなかったことを、綴ります。


2016年11月27日

南出謙吾

0コメント

  • 1000 / 1000